離任式があった。
去年のN東の離任式からもう一年もたったのかと、感慨深いものがある。
何人かの離任される先生の話を聞いたのであるが、その中でも特に印象深かったのが、全盲のO先生の話であった。
何がそうさせているのか、考えてみた。
彼は目が見えない分、耳から入る言葉を一分のスキもなく集中してとらえる。
また、話す時にも自分の言葉を、いかに正確に相手に対して伝えるか、ここに神経を使っているのだ。
従って、彼の話というのは極めて説得力があるし、相手の心に響くのである。
彼の話が印象深いのは、ここに秘密があるように思われる。
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