ブラック・マジック・ウーマン。
サンタナというロックグループのヒット曲である。
グループというよりも、ギタリスト、カルロス・サンタナのワンマンバンドであるのかも知れぬ。
また、正確に言えば純粋なロックではなく、ラテンの混じったロック、ラテンロックでもある。
そのサンタナのブラック・マジック・ウーマン。
曲も魅力的なのだが、その歌詞が面白い。
まず、タイトル。
ブラック・マジック=黒魔術
ウーマン=女
「黒魔術の女」である。
黒魔術の女がどうしたのかというと、次のような歌詞になるのである。
Got a black magic woman 黒魔術の女を手に入れた
I've got a black magic woman 俺は 黒魔術の女を手に入れたんだ
Got me so blind I can't see 俺の目が くらんで見えなくなってしまうほどの
that she's a black magic woman 彼女は 黒魔術を使う女
She's trying to make a devil out of me 彼女は俺を 悪魔に仕立てようとしている
つまり、私が「黒魔術の女」を手に入れたことになるのだが、どういうわけか、女のほうが私を悪魔に仕立てようとするのだ。
かってに想像すると、不思議で魅力的な女を手に入れたと思っていたのだが、実は自分の方が女の罠に嵌って、どうにも逃げられなくなってしまっている、ということなのだろうか。
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