御殿場に秩父宮記念公園というところがある。
これは、皇族である秩父宮が、昭和16年から約10年間、実際に居住されていた住まいを平成7年、御殿場市に移譲したものである。
敷地面積は東京ドームの1.5倍らしい。(なぜか面積の比較には東京ドームが登場することが多いのだ。)
その記念公園を散歩してみた。
ここには樹齢130年のしだれ桜があるのだが、(満開の沼津と違って、御殿場の桜はもう少し後なのです。その代わりと言ってはなんですが、開花前の桜の木もなかなかなのです。)
木全体が色づいているとでも言ったらよいのだろうか。
目には、はっきり見えないものの、何かが木の中からフツフツと湧き出しているようなのだ。
吉田兼好も「徒然草」の中で書いている。
花(桜)は満開の時期だけを見るものだろうか。いやいや、そうとは限らない。「咲きぬべきほどの梢・・・みどころ多けれ。」
今にも咲きそうな(桜の花の)梢とかが・・・かえって見所が多いのだ。」
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