2013年1月1日火曜日

初詣

あけましておめでとうございます。

昨日は少々ワインが入っていた故、おかしな文章になってしまっていたので、今日修正をしてみました。

さて、昨日の「大晦日」に続いて、今日は「初詣」
である。
古典の授業では、「『詣で』の終止形は『詣づ』で、これは『ダ行下二段活用』であり、謙譲語だぞ。しかと覚えよ。」などと偉そうに言っているのであるが、「初詣」については、私もしっかり考えてみたことはなかった。
 まず「初」というのは、名詞や動詞の連用形の前に付けて「初めての」「新しい」の意味で使用する・・・・・と、ここまで書いたところ、テレビコマーシャルでこんなことを言っていた。
「初夢、初売り、初たまげた。」武井咲のイオンのコマーシャルである。
文法的には間違っている。
「初」のあとは「名詞もしくは動詞の連用形」なのだ。したがって、これは「初夢、初売り、初たまげ」とならなければいけない。
まあ、コマーシャルというのは「如何に人を引きつけるか。」が肝心なので、これはこれで良いのかもしれない。現に私が「おやっ。」と思ったのだから。
 だいぶ話が横道に逸れてしまった。「初詣」に戻ろう。
「初詣」の「詣」である。
「詣で」は「参出(まゐいで)」から転じた「まゐで」が変化した語だ。
「参る」は身分の高いところに行くこと。
漢字の「詣」は「言」と「旨」から成り、言葉遣いに旨みがあるところまで上達することを表し、さらに高いレベルまで行き着くことを意味するようになる。
そして、その意味がさらに転じて、神社や寺に「お参り」することを「詣で」というようになったのだそうだ。
なるほどね。

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