2013年1月20日日曜日

SANAA

NHKの番組で「SANAA」という日本の建築家ユニットの特集をしていた。
「SANAA」は国際的に活躍する建築家、妹島(せじま)和世と西沢立衛(りゅうえい)がタッグを組む建築ユニットで建築界のノーベル賞と言える「ブリッカー賞」を受賞しているのだそうだ。(うーん、恥ずかしながら知らんかったなあ。)
 このユニットは日本よりも海外のほうが有名であり、フランスのルーブル美術館のランス分館なども手がけたということである。(これは多分すごいことです。)
そして、このルーブル分館を手がけるにあたっては、建築界の女帝イラク・バグダッド出身の女性建築家ザッハ・ハディッドと激しく競ったのだと。
最終的な決め手となったのは、ルーブルの館長の決断であった。館長は彼らのコンセプトに大いに感心していた。

彼らのコンセプトは「自然との調和」。
日本建築の伝統をしっかり踏まえた手法は、海外で高い評価を得ている。
しかしながら、日本ではそれがまだ浸透しておらず、最近おこなわれた日本の新国立競技場のコンペでは、ルーブルとは逆にSANAAはザッハ・ハディーに負けてしまったのである。
この番組の意図は、どうも「どうして、日本の建築界はSANAAを十分に評価しないのだ。」の感があるようであった。私も同感である。

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