2013年1月26日土曜日

中江兆民

国公立二次試験対応の補習で、中江兆民の「国家の夢、個人の鐘」を勉強した。
なかなか凄い文章である。
中江兆民というのは、明治時代の思想家であり、フランスの思想家ルソーの「民約論」を翻訳したことで有名である。
兆民は人間について、次のように言う。
「一言すれば神と悪魔とより愛せられて常々これが玩弄物となる、一種不可思議の動物なり。」
通訳すると、「(人間は)一言でいえば神と悪魔の双方から可愛がられて、いつもその愛玩物になっている、一種不思議な生き物である。」
当たり前と言えば当たり前なのだが、非常に印象的な言葉だ。
明治の人間は凄いなあ。

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