2013年1月23日水曜日

大同書

ちょっと前に漢文の演習で、康有為の「大同書」を講義した。
その中には、戦争をなくす方法について書かれた部分がある。

「大同書」に曰く。
国家をなくさずに戦争をなくそうというのは不可能である。
したがって、人々の生活を安らかにするには、国家を除去しなければならない。
国家とは、乱れた世の中ではやむを得ない自衛手段だが、平和な世の中では争いを引き起こす元になるものである。

うーん
なるほどである。
彼は「国家を否定し、国家の存在を否定するより他に、人民を救う道はない。」
というのだ。
確かに、国家が存在しなければ、領海とか領空の問題は存在しないよね。


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