2014年7月30日水曜日

「先生(私)」のPTSD

朝刊に「漱石と私」という囲みの記事があって、夏目漱石の小説「こころ」に関する精神科医の意見が掲載されていた。

「こころ」で親友Kの自殺から何年もたって先生(教科書では私)が自殺するのは不自然だと言われる。これを先生がPTSD(心的外傷後ストレス障害)だと考えると理解しやすい。
自分が裏切った親友の自殺を目撃したことが心的外傷となり、その後人格が変化して孤立し自殺するのは、予後の悪いPTSDだと説明できる。
先生の性格変化の多くはPTSDの診断基準に合致する。

ふーん。
なるほどね。
精神医学では、そうなるんだね。
受験生諸君、二年生の現代文の授業で勉強した「こころ」だよ。

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