2013年9月16日月曜日

これまでに経験のないような大雨

大型の台風18号に翻弄されてしまった敬老の日であった。台風は愛知県豊橋市付近に上陸、関東甲信越から東北地方に向かった。

今回の台風は雨台風のようで、京都とか滋賀に大雨を降らせ、気象庁の大雨特別警報が発令された。

さて、この「特別警報」の表現であるが、よく考えててみると、妙な表現だ。

警報には「これまでに経験のないような大雨になっている。(直ちに)命を守る行動をとってください。」とある。
つまり「これまでに経験のないような」の表現は、次に同じレベルの大雨になった時に、使えなくなってしまうのだ。
同様の大雨だったら「これまでに経験」があるからである。
「これまでに経験のないような」の表現を、この先使用する予定であるなら、それに従って大雨の程度もどんどん悪くなって行かねばならない。
これはもう地球の最後である。

メッセージ性を考えると、確かにインパクトがあって良いのかも知れぬが、もう少し気の利いたメッセージはなかったのだろうか。








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