「結構」という言葉がある。
「結構」をジーっと見てみると、「結」と「構」を合わせている。
これが何故「十分」とか「よろしい」の意味を持つのだろう。
考えてみると妙だ。
そこで、語源を調べてみることにした。
漢語の「結構」は、「組み立て」や「構造」を意味する名詞である。(ウン、これは納得できる。)
この「結構」が日本に入って「計画」や「もくろみ」「支度」「準備」といった意味の名詞に変化。
(これも納得できる。)
さらに「準備」とか「計画」を「立派」や「よろしい」と評価する用法が生まれた。
(ここが、チョイト飛躍だな。「準備」とか「計画」がどうして、「立派」「よろしい」になるのだろう。準備をすること、計画を立てること、この動作が「立派」「よろしい」となるのだろうか。ここで納得するしかないな。)
その後、さらに「丁寧だ」「人柄が良い」といった意味でも使用されるようになったのだそうだ。
また、断りの言葉として用いる「もう、結構です。」は近代以降に見られる表現で「十分満足しているから、これ以上必要ない。」というニュアンスで生まれた言葉であるらしい。(フーン、なるほどね。)
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