今日のニュースに文化庁の「国語に関する世論調査」のことが書かれていた。
「きんきんに冷えたビール」「ざっくりした説明」の表現を使う人は、今、3人に1人に上るそうである。
この使い方は、従来の使い方から派生したもので、すでにマスメディアや日常会話に広く登場しているのだと。
「きんきん」はもともと、「音や声が甲高く、鋭く響く様子」、あるいは、「鋭く痛むこと」を示す。
文化庁は、これを「中途半端な状態ではない」というイメージから、よく冷えた様子を表す意味が派生したとみている。
また、「ざっくり」は編み目が粗いことを表す際に使われていたものだが、今では、「大ざっぱ」という意味に使われるケースが多い。
文化庁は「これらの擬音語は、これから新たな用法として定着する可能性は高い。」とも言っている。
確かに擬音語とか擬態語は、感覚的な言葉なので、「きんきんに冷える」とか「ざっくり説明する」のほうが、現代の感覚には合っているような気はするが。
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