2018年5月27日日曜日

灯籠

写真は「富士吉田北口本宮」の灯籠である。
灯籠とは、庭先に据えたり、軒先に吊るしたりする装飾用の照明器具のこと。
庭先の石灯籠は時々目にするが、吊るされた灯篭というのは、あまり意識することがなかった。
物がかなり大きいので、よほど立派な神社でなければ持つことができなかったのだろう。
京都の神社などでは、よく目にしたと思うのだが。

灯籠は仏教の伝来とともに渡来し、寺院建設が盛んになった奈良時代から多く作られるようになり、多くは僧侶が用いたとされる。
平安時代に至ると、神社の献灯としても用いられるようになる。その後室内で用いるものは行燈(あんどん)、折りたたみ式で携帯も可能なものは提灯(ちょうちん)と分化したのだそうだ。
ふつう灯籠と言った場合、神社、寺院や旧街道などに多く存在する屋外の固定式を指すことが多い。

ただ「牡丹灯籠」という怪談話があるように、手で持つ灯籠もあるよね。

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