何故ここにこのような「烏(からす)天狗」があるかというと、「浅間神社」は山岳信仰の神社であり、「烏天狗」は山岳信仰に関連したキャラクター(山神の化身的霊物)だからであろう。
因みにウィキペディアには次のようにある。
烏天狗は、大天狗(普通の天狗)と同じく山伏装束で、烏のような嘴をした顔をしており、自在に飛翔することが可能だとされる伝説上の生物。小天狗、青天狗とも呼ばれる。烏と名前がついているが、猛禽類と似た羽毛に覆われているものが多い。
剣術に秀で、鞍馬山の烏天狗は幼少の牛若丸に剣を教えたともいわれている。また、神通力にも秀で、昔は都まで降りてきて猛威を振るったともされる。
ただ天狗というのは、一説には仏法を守護する八部衆の一、伽楼羅天が変化したものともいわれる。カルラはインド神話に出てくる巨鳥で、金色の翼を持ち頭に如意宝珠を頂き、つねに火焔を吐き、龍を常食としているとされる。 奈良の興福寺の八部衆像では、迦楼羅天には翼が無いがしかし、京都の三十三間堂の二十八部衆の迦楼羅天は一般的な烏天狗のイメージそのものである。
うーん、元々は「仏法守護」の役目をもったものだったんだね。
それがどういう訳か(おそらく神仏混合の時代を経て)、今は「神社の守護」となってしまったのだろう。
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