2017年10月21日土曜日

「月も水底に旅空がある」

「月も水底に旅空がある」

これも「草木塔」からの句である。
山頭火の心がフッと休まる瞬間の句なのであろう。
しかしながら、単語ひとつひとつには簡単にイメージが湧く(月や水底や旅空)のであるが、これをくっつけて全体でみると、うーん、なかなか難しいのである。

書の方は「ロマンチシズム」でとらえた。
文字を逆の「く」の字にして三日月を表現している。
線もデリケートそのものである。

写真もとらえ方の基本は同じだ。
太陽の光と異なり、月の光は「青」を感じさせる。
そして淡くて優しい光だ。
水底とは当然「湖」の底である。
以前、御殿場の東山湖で日中撮った写真を使ってみた。
勿論、陽の光では絵にならないのでパソコンをいじって全体を「青」に変えたものである。

本日はフレッシュコンサートあり。
N西の卒業生でK音大に在籍している大学生カルテットである。
ピアノのYさんシスターズ、クラリネットのOさん、ソプラノのNさん今日は雨の中ご苦労様でした。
御蔭で会場も大変盛り上がりました。

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