2017年10月26日木曜日

「掌」

「掌(たなごころ)」

語源由来辞典によると、「たなごころ」の「た」は「手」の交替形(音韻交替によって生じた語形)で「手」を「た」と読む言葉には「手向け(たむけ)」とか「手折る(たおる)」などがある。
一方、「な」は「の」に当たる準体助詞で、「たな」は「手の」を意味し、「たなごころ」は「手のこころ」を意味する。

さらに、「掌」の字は「尚」と「手」をくっつけた字であり、「平らに広げた手のひら」を表した会意・形声文字なのだそうだ。

まあ、要するに「掌」とは「手のひら」のことであり、「手のひら」は「手のこころ」なのである。
そりゃあ、「手の甲」と比べると、「手のひら」の方が「こころ」は有りそうだよね。

さて、写真は体育祭でのカットである。
後ろで手を組んでいるのだが、このポーズ自分でやってみると、意外に厳しいポーズである。
完全な手のひらというわけではないが、オレンジ色との対比が面白かったのでこの写真とした。

書は、会意・形声のとおり「平らに広げた手のひら」のイメージである。
さすがに書道の先生だね。


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