「送電塔に風がある雲雀(ひばり)のうた」
山頭火昭和八年の作である。
データ検索をしてみても、この句については「総集編」としか出ていない。
きっとあまりメジャーな句ではないのであろう。
山頭火の、ほとんど知られていない句を俎上にのせてしまうのが、我々の「ずんぶり浸る展」なのだ。
書は雲雀が舞い上がっていく様子を、また額の上下も濃い青にして空を表現している。
筆のタッチは、あくまでも軽いタッチだ。
写真はワタシの好物「送電塔」をなるべく下からあおるようにして撮ってみた。
こうすることにより、青い空を撮ることが出来るからだ。画面の半分は白い雲であるが、この雲が入ったことにより、雲雀の舞い上がる青空がより強調されるのである。
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