写真は御殿場で見つけた六地蔵である。
写真には五体の地蔵しか写っていないが、手前にもう一体あるので、ここも間違いなく六地蔵だ。
さて日本では、地蔵菩薩(お地蔵さんとは、菩薩の一種である。菩薩には、観音菩薩とか月光菩薩とか、いろいろな菩薩があるのです。)の像を六体並べて祀った六地蔵のスタイルが各地で見られるという。
これは、六道輪廻の思想(全ての生命は六種の世界に生まれ変わりを繰り返すとする。)に基づき、六道のそれぞれ六種の地蔵が救うとする説から生まれたのだそうだ。
六地蔵の個々の名称については、一定していないが、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の順にそれぞれ、壇壇陀地蔵、宝珠地蔵、宝印地蔵、持地地蔵、除蓋障地蔵、日光地蔵などと呼ぶそうである。
それぞれの道をそれぞれの地蔵が、自らの足で行脚し、救われない衆生、親より先に世を去った幼い子供の魂を救って旅を続けるのだ。
子供のために働くのが、お地蔵さんなんだね。
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