2014年1月24日金曜日

チッキ

一月二十二日の朝の写真である。
雪の中の自分の車を写してみた。

さて、学校の国語研究室で「チッキ」という言葉が話題となった。
「チッキ」とは、かつて国鉄(現在のJR)が行なっていた小口の荷物輸送業務のこと。
荷物の預り証を示す英語の「check(チェック・チェック)からこう呼んだそうである。

昔(大正・昭和の初め)、列車の乗客は、今よりはるかに多くの荷物を持っていた。
理由はいろいろだが、たとえば遠方に引っ越すときに、担げるだけの荷物を持って列車に乗り込むなどということは、ごく普通であった。

しかしながら、列車に持ち込める荷物の大きさには限度があったので、客車とは別に専用の「荷物車」が連結され、大きな荷物はそこに預けるようになった。
これが「チッキ」の始まりだという。

宅配のシステムがまだ確立していない時代には、この「チッキ」が盛んに利用されたが、結局「チッキ」は国鉄の旅客輸送の付随業務という位置づけから抜け出せず、衰退の一途をたどった。
輸送手段が基本的には線路だけ、飛行機も高速道路も使えないので、時代から取り残されたというのが大きな理由であろう。
小荷物業務は1986年に完全に廃止された。

おおー、1986年か。
なんか、うすボンヤリした記憶はあるなあ。




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