寺久保エレナというジャズのアルトサックス奏者がいる。
今日、久し振りに彼女のCDを聴いて「やっぱり凄いな感」を新たにした
彼女がデビューしたのは三年前、18歳の高校生の時である。
ちょっとサックスが上手い女の子であれば、全国に山ほどいるのだろうが、彼女の演奏を聴いたジャズファンは、度肝を抜かれる。
当時は北海道札幌の高校に在籍しており、チャリー・パーカーを信奉しているので「ノースバード(チャーリー・パーカーはバードというあだ名があった。)」の名がついた。
ファーストアルバムもこのあだ名から「ノースバード」というタイトルであったのだが、この時のリズムセクションがとんでもないメンバーなのだ。
ピアノがケニー・バロン。
なんとケニー・バロンですぞ。
現在プレイしている最高のジャズピアニストだと、私はかたく信じている。
そして、ベースがクリスチャン・マクブライト。
「スーパーベース」のベーシストだ。
(サードアルバムではベーシストにロン・カーターまで参加している。あのマイルス・デービスのバンドにいた、ミスターベースのロン・カーターである。)
何れにせよ、現役の女子高校生が世界のトップクラスのプレイヤーとセッション、それも臆することなく堂々と吹いているのだから、これは驚愕というほかないのである。
(ユーチューブで是非観てみてくださいな。)
0 件のコメント:
コメントを投稿