この曲、音楽は音を鳴らすものという常識を覆す「無音の」音楽で、楽譜には
I
TACET II TACET III TACET |
第1楽章
休み 第2楽章 休み 第3楽章 休み |
とだけ書いてあるそうだ。
番組で紹介した演奏の様子を見ていると、指揮者が出てきたかと思うと、指揮者もオーケストラの演奏者もただひたすら、「4分33秒」の間、何も音を出さずに沈黙が続く。
観客も勿論だまって、その状況を見ているのだ。
この曲は、「『無』を聴くものというよりも、演奏会場内外のさまざまな雑音、鳥の声、木の揺れる音、人のざわめきなどを聴くものである。」ということなのだそうだ。
「4分33秒」の意味は、「4分33秒=273秒」ということから、「絶対零度(マイナス273度)=無」と捉える意見があるそうだが、これはジョン・ケージ自身が言ったことではないという。
ヘー驚いたね。
0 件のコメント:
コメントを投稿