御殿場から、そう遠くない山梨県の勝沼というところで39度以上の気温を記録したそうである。
39度といったら、人間の体温よりも高い温度だ。
このような気温の中にいると、呼吸するだけで疲れてしまうのではないか。
吉田兼好の「徒然草」の中に、「家の造りやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑きころわろき住居は、堪えがたき事なり。」(第55段)
という記述がある。
「家の造り方は夏を本位にするのがよい。」
の意であるが、「ごもっともだ」。
冬の寒さはどうにでもなる。
しかし、夏の暑さは「エアコン」の一時しのぎでは、なんともし難いのである。
昔も今も、夏の暑さには本当に苦しめられるようである。
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