「いちめんの煙行手掩へるたそがれの音」
「いちめんの煙」
何の煙なのだろうか。
山頭火の行手を掩(おお)うように煙っている。
私には夕暮れの農村の風景が浮かぶ。
ミレーの「晩鐘」のイメージだ。
すると「たそがれの音」はお寺の鐘なのだろうか?
何はともあれ、この風景を写真にすることは、なかなか難しい。
写すのが「音」ですぜ。
そこで私は考えた。
音を色で表現してみよう。
「たそがれ」というのは、空の色が変化して行く。
その変化を色で表現してみた。
ベースの写真は、琴を弾く手である。
うん、うん、なかなか良い色になったぞ。
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