「炎天のレールまっすぐ」
サイズがやや合わないセットとなってしまった。
書と写真の句におけるイメージはぴったりなんですがね。
山頭火の句というのは、雨の中とか、風の中とか、厳しい自然の中を歩いている句が多い。
この句もその例にもれず、「炎天」の中をひたすら歩いている。
山頭火は、その歩きの中から「真直ぐ」な鉄道のレールを見つけたのであろう。
右に曲がり、左に曲がっていく自分の人生に比べて、炎天の下のレールの、なんと「まっすぐ」なことか。
写真は御殿場線の線路である。
実際、八月の昼下がりに撮影してみた。
まさしく
御殿場線の線路は、「炎天の下まっすぐ」にのびていた。
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