2015年2月14日土曜日

森林破壊の先駆者

IN MY DREAMS赤坂憲雄『旅学的な文体』 の中に、次のような
ことが書かれている。

青森の「三内丸山遺跡」の縄文人たちは、木を伐る人の群れであり、大がかりな森林破壊の先駆者であった。

この時代の人々は、我々が想像しているような原始的段階にはなかった。彼らは、森の木を伐採し、次々と草地へと変えていった。伐られた木は暖をとり、調理するするための燃料となり、住居や公共の施設をつくるための材料とされた。

すなわち、彼らは生きるために、自然破壊を繰り返し行なっていたのだ。
現在に生きる我々は、自然破壊を短絡的に「悪の所行」と決めつけ勝ちであるが、この文は、その「悪の所行」を少々考えさせる文でもあった。

(写真は次に購入しようと思っている、ダスコ・ゴイスコヴィッチの「in my dreams」)

                         

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