テレビ番組「クローズアップ現代」において「四国遍路」に最近若者が増加していることを取り上げていた。
「四国遍路」とは四国にある空海ゆかりの地、八十八箇所を順拝することを言う。
全体の長さはおよそ1400キロメートルほどになるそうだ。
行程すべてを歩いてまわると、40日はかかるという。
さて、番組の趣旨は、この「四国遍路に若者の姿が目立つようになったのは何故か。」ということであった。
今回は「遍路の効果」を科学的に解明しようとする動きについての報告。
まだ予備調査の段階ではあるが、「わずか数日の歩き遍路で、日常生活の中では体感できない、理想的な心理状態に至る」ことが判明したという。
番組では明確に結論づけてはいなかったが、その心理状態とは、どうも「自己の肯定」のようだ。
人間というもの、自己否定は簡単にできるが、自己肯定は、なかなか苦手なことなのである。
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