「すごいジャズには理由(わけ)がある」というちょっと面白そうなタイトルの本を、図書館から借りてきた。
発行が2014年の5月31日なので、この本、発行されてすぐの購入である。
この本の貸し出し数は、内容が極めて 偏っているため、それほど伸びないことが予想されるのだが、よく購入に踏みきったものだ。
御殿場図書館の英断に感謝である。
さて、その内容であるが、クラシックの音楽学者が知性派ジャズ・ピアニストに弟子入り、ビル・エヴァンスの「マイ・ロマンス」とかマイルス・デイヴィス「マイルストーンズ」などを題材にジャズの奥義を学んでいくといった按配である。
「レッド・ガーランドは素晴らしいピアニストですが、その左手はいつも和音で伴奏しているだけ。バド・パウエルは、もう少し他のこともするけれども、それはかなりパターン化されていますし、やっぱり基本的には左手は伴奏です。つまり彼らのビバップのピアニストの発想は、右手がサックスで、左手が伴奏のイメージなんですね。」
こんなふうに内容は進んでいく。
ジャズに興味のない人だったら、何を言ってるのかさっぱりわからないだろう。
購入の勇気には敬意を表したい。
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