2014年5月29日木曜日

「黄色」について

中国の五行思想において「青、赤、黄、白、黒」が正色であり、重要な色であると昨日は書いた。

このうちの「青」は「青春」という言葉があるように、「春」を表す。
同様に「赤(朱)」は「夏」で「朱夏」。
「白」は「秋」で「白秋」、北原白秋の「白秋」だね。
そして、「黒(玄)」が「冬」で「玄冬」となる。
確かにそれぞれが季節とリンクしており、重要な色だ。
ウン、ウンなるほど。

ところで、正色の中で「黄」がはずれているのは何故だろう。

おそらく「黄」は五つの正色の中でも別格だから、というのがその理由であると推測される。
おおー、なかなかいい推測だぞ。

ウィキペディアでは、それが次のように書かれていた。

宗代から清代までの中国では、黄色は皇帝・皇位を表す色として尊ばれ、皇帝以外の使用が制限された。
(黄色が皇帝を表す理由に「黄」と「皇」の発音が同じだから、という説あり。)
また、五行思想の五色で「黄」が中央を表すことから、国の中心である象徴として「黄」が使用されたとも。

面白いのは現代の中国では、「黄色」と書くと「エッチな」とか「卑猥な」の意味となるそうである。
ふーんそうなんだ。
日本では「ピンク」がその色だね。









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