「こころざし」という古語がある。
現代語では「こころざし」というと、「志」であり、「心」の向かうところ。
すなわち「人生における、その人としての到達目標。」
さらに理想。
また、相手から受けた厚意に報いる気持ちを表して事を行い、物を贈ること。
こんなところが「こころざし」の現代語での意味だ。
さて古語では、この「こころざし」の意味合いがちょいと異なる。
古語でいうところの「こころざし」は、まず心の向かうところ、ここまでは、現代語とほぼ変わらないが、次に来るのが本意、最後は、心を尽くすことなのである。
そして、これを元に、誠意、厚意、ついには「愛情」の意味となるのだ。
平安時代の古典「伊勢物語」には「こころざし」が頻繁に登場する。
それはそうだ。
「伊勢物語」は「恋愛物語」だものね。
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