土曜講習において「古今著聞集」を講義した。
所謂「説話」のジャンルに含まれる作品であるが、なかなか面白い話であった。
今日の話は西行。
西行という男、古典に登場する歴史上の人物の中では抜群にカッコいい男である。
腕っぷしは強いし、頭はきれる。
さらに、和歌の名人でもあるのだ。
この男、当然女性にもモテるのであるが、これが災いして、自ら出家してしまう。
今日の話は、このカッコいい男が思わぬ戒めにあって、さめざめと泣く話である。
「へぇー西行が泣くのか。」と驚き、驚き。
どんなスーパースターにも災難は降ってわくものだね。
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