中山康樹の「大人のジャズ再入門」という本の中に面白いことが書かれていた。
「ジャズには非常に多くの個人アルバムがある。例えばロックやポップスを考えてみると、ビートルズがオリジナル・アルバムすべてを合わせても十数枚程度。
それに対して、ジャズの場合、それが誰であっても、100枚、200枚と気の遠くなるようなアルバムが長蛇の列をなし、しかもその例の最後尾はほとんど見えない。」と。
そして、その理由について、ジャズが個人事業主によって成り立っている世界であること。そこにはロックやポップスでいうところのレギュラーグループというものが事実上存在していないことを上げている。
今まであまり考えてはみなかったけれど、確かにそうだ。
つまり、ジャズメンというのは、その個人個人が誰とでも、何処ででも、演奏できる技術を持ち合わせているということなのだろう。
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