さてさて、楽器の分類に何だか興味をもってしまった私であるのだが、昨日のブログに再び先輩(ジェントルマンを絵に描いたような先輩である。)からコメントがあった。
「すると口笛も金管楽器だろうか。(笑)」
ウーンこれもまた謎だ。
そこでまた調べてみた。(すぐに調べるのが私の良いところ?である。)
まず、金管楽器かどうかという点であるが、口笛は金管楽器ではない。
金管楽器はマウスピースというものに唇を押し当て、
その中で唇を振動させることによる音の振動を
管の長さを変化させたり、
唇の振動から発する振動の圧力を変えたりすることで音程をつくる楽器である。
口笛はマウスピースを使用しないので、金管楽器とは言えない。
ただし、音が鳴る仕組みはフルートと同じ「エアリード」なので、仕組みからいうならば、木管楽器であるそうだ。
つまり、木管楽器はリードの「振動」または「空気の渦」による発音体を持ち、(口笛は空気の渦で鳴る)それを適当な長さの管の中で共鳴させ、管長の変化で音程を作る楽器ということである。
そうか、口笛は木管楽器か。(と驚愕する私)
もっとも、管楽器の管楽器たる所以、ある程度の管長を持った「管」がない以上、管楽器には分類できないのだそうだ。
尚、口笛はオカリナに近く、いわゆるヘルツホルツ共鳴器といわれるもので、ヘルツホルム共鳴器はバスレフ型スピーカ(位相反転型スピーカ)の原理そのものということでもある。
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