N西では6月1日より三日間の学校祭。
2日の日曜日には、この春卒業していった卒業生も多く姿をみせた。
まだ、卒業して三ヶ月しかたっていないのに、ずいぶん大人っぽくなっていたのには驚いた。
私のところにも古典講読の五人のメンバーだったSさんと、彼女の友人Eさんが姿を見せてくれた。
二人とも沼津から大学まで、遠距離通学をしているとのこと、大変なことだ。通うだけで疲れてしまうね。
さて、彼女たちと話をするうちに、携帯電話の話になった。
当然、彼女たちの携帯は、今を時めく「スマホ」である。彼女たちは言う。
「今、携帯がなくなってしまったら、私は死んでしまう。」
その言葉には決してオーバーではない雰囲気があった。
そうか、死んでしまうのか。
それは恐ろしい。
話が進むうちに、今度は私の携帯の話となった。
私の携帯は二つ折りの、いわゆる「ガラ携」である。
ただ、面白いことに彼女たちは、私の携帯が「ガラ携」であることは分かっていたが、「ガラ携」の意味を理解していなかった。
私はそこで偉そうに言った。
「『ガラ携』とは『ガラパゴス携帯』のことで、『ガラパゴス』というのは『ガラパゴス諸島』のことだ。
この島は、他の島から隔離されていたのでそこに住む動物は、独自の進歩をしてきた。同様に世界標準を無視して、独自の進化をしてきた日本の携帯を「ガラパゴス諸島」に例えて、『ガラ携』というようになったのだぞよ。」
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