どの番組であるか、しかと覚えてはいないのであるが、「ひざ枕」という言葉はおかしいと言っていた。
確かに「ひざ枕」は、「ひざ」を枕にするのではなく、「腿(もも)」を枕にする行為である。
「ひざ」とは足の関節部分であり、「膝小僧」とか「膝が笑う」といった言葉は、足の関節部分のことを言うである。
「ひざ」を枕にすると、これは少々痛いのではなかろうか。
とは言ってみたものの、少々「ひざ」が気になり、辞書で引いてみた。
①ももとすねが続く関節の部分の前面。
②(すわった時の)ももの上側。
辞書では「関節」以外にも「ももの上側」の記述があったのだ。
なるほどね。
そう言えば、「ひざを抱える」なんてえ言葉もあるよな。
「ももの上側」でも良いのだ。
さて、話は「ひざ枕」に戻るが、「ひざ枕」とは、二人(男女でなくても良いが、できれば男女)のうちの片方が正座に近い体勢で膝を折り、もう片方がその膝に頭をのせて、身体を横ににする体勢をいう。
膝を枕代わりにする例は、古くは「万葉集」の歌にも見られるそうだ。
この体勢を取ると、必然的に二人は接触することとなり、無防備なた体勢?となるため、お互いに心を許している愛情表現とみなされることが多い、ということである。
うーん、納得、納得。
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