2016年11月13日日曜日

ペンタトニックスケール

天気は実に良かったのであるが、膝の痛みがまだ残っており、引きこもりを決め込み家で過ごした。

こういう時には音楽鑑賞に限る。
そこで、以前に購入したマッコイ・タイナーの「Remembering John」というアルバムを聴いてみたみた。
「John」とは、勿論「ジョン・コルトレーン」のことである。
このアルバムはマッコイ・タイナーに大きな影響を与えたコルトレーンに捧げたものだ。

マッコイ・タイナー、彼は1960年代にコルトレーンカルテットの一員として、世界中にその名を轟かせた。
当時、誰もしたことのないペンタトニックと4度和音を多様するプレイスタイルを築き上げたのである。

ペンタトニックスケールとは5音音階のこと。
(一般的なドレミのメジャースケールは1オクターブが7音で成り立っている。)
Cメジャースケールの場合はド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ。
これがCメジャーペンタトニックになると、ファとシが消え、ド・レ・ミ・ソ・ラとなる。
ようするにクセのある2音を除いて5音にしてしまうのだ。
5音にすることによって、大抵のコード進行にフィットしてメロディーもシンプルで美しくなるという。

ワタシは音楽の専門家ではないので、よくは分からないが、7音よりも5音のほうがジャズにおけるアドリブの自由度が増すということなのだろうか。

何れにしてもマッコイ・タイナーのピアノは、美しくて力強いのである。






0 件のコメント:

コメントを投稿