三年生の小論文指導をする中で、いささか考えさせる文章があった。
昨日の小論文では「日本経済新聞」の「老いる都市」という記事が問題文となっていた。副題として「都心に潜む限界集落・効率と安全両立に苦慮」とある。
離島や山村ではなく、東京都に65歳以上の高齢者が過半数を占める「限界集落」が現れている。
JR赤羽駅に近い、東京都北区桐ヶ丘、日中でも人影まばらなこの地は住民約4800人の51%が65歳以上。
「隣のおじいさんが最近家から出てこない。」
「隣がごみ屋敷に「なっている。」
地域の高齢者相談窓口には年間1万件を超える相談が舞い込む。
単身世帯が4割もあり、区と自治会は高齢者の孤独死やトラブル防止へ見守り事業に力を入れる。
うーん、人ごとではない。
ワタシが現在住んでいるところも(ここは決して都会ではないが)、周りはワタシと同年代か若しくは歳上の世代である。
あと10年後の状況を想像すると、多少の「ぞっと感」を禁じ得ない。
0 件のコメント:
コメントを投稿