夕方、御殿場地方に雪。
幸い、薄っすらと白いものが見える程度で、明日の通勤には差し支えないだろう。
谷崎潤一郎の「陰影礼賛」という評論文を読んだ。そこには、このような部分が見られた。
日本料理は明るいと所でしらっちゃけた器で食べては確かに食欲が半減する。たとえばわれわれが毎朝食べる赤味噌の汁なども、あの色を考えると、昔の薄暗い家の中で発達したものであることが分かる。
そもそも「陰影礼賛」とは「陰影」つまり「光の当たらない暗い部分部分」を礼賛することである。
スープは薄暗い部屋では似合わないが、味噌汁は薄暗い部屋にとてもフィットするということだろうね。
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