報道ステーションという番組の中で、古館一郎と吉田拓郎のトーク場面があった。
五十代から七十代の、特に男性の場合には若い時、少なからず興味を示した歌手が吉田拓郎だ。
因みにワタシもその当時、マチガイナク興味を持っていた。
興味は持っていたが、ナントナク「何か違うなあ」とも感じていた。(それが証拠に拓郎のレコードは一枚も買ったことがなかった。)
その「何か違うなあ」が今日のトークで、よくわかったような気がする。
拓郎の作った曲や歌詞には同調し、思いを入れるのであるが、そのスタイルには、何か違和感があった。
岡林信康とか高田渡といった、所謂フォークシンガーとは何か違うのである。
今日の番組では、それを拓郎自身が明らかにしてくれたのだ。
それは、「自分がめざしたいのはタイガースのジュリー(沢田研二)だった」という言葉である。
また「自分はフォークの世界には違和感があった」という言葉である。
つまり、拓郎はフォークの人間ではなく芸能人の人間にあこがれていたのだと。
彼の言うことは、冗談半分かもしれないが、ワタシにとっては実に納得できる言葉であった。
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