日曜日のNHKスペシャル。
司馬遼太郎の「日本のかたち」では幕末期の志士、彼が「人間の芸術品」とまで語った武士たちのことについて触れていた。
十二世紀の終わり、世の中は貴族の世から武士の世に移り鎌倉時代となる。
そして、この鎌倉時代の武士が育んだ、私利私欲を恥とする「名こそ惜しけれ」の精神が以後七百年の遺産となる。
この精神が「痛々しいほど清潔に」近代産業の育成に努めた明治国家を生み出す原動力となった、司馬遼太郎はこう言っている。
「名こそ惜しけれ、恥ずかしいことをするな」これが日本人の精神ではないか。
今の世の中、日本を動かすべき人間に、恥ずかしいことをする人間がいっぱい居やしないか。
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