鎮魂の日。
思えば1911年3月11日、ちょうど学検の選抜会議の最中であった。
今まで経験したことのない不気味な長い揺れ。
その後の停電。
震源地から遥か遠い地であっても、事の重大さは理解ができた。
会議は一時中断。
職員は、まず登校していた生徒を無事に帰宅させることに全力を尽くした。
その間にも東北の様子が次々にテレビ映しだされる。
津波というものの恐ろしさ、その前の人間の無力さ、今、目の前で起きている現実を納得するのには、聊かの時間が必要だった。
生徒が全て帰宅を終えたのは、午後の九時過ぎだったような気がする。
職員はそこから再び会議。
自宅にたどり着いたのは翌日になっていた。
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