NHKの木曜時代劇で、「ぼんくら」という宮部みゆき作品を放映している。
「NHKの連続時代劇?ん?」と、以前は興味などまったく持っていなかったのだが、現在は、前作品の「吉原裏同心」に続いてほぼ毎週見てしまっている。
理由は、脚本が丁寧に作られているし、役者もうわついたところのない、しっかりした役者が演じているからである。
今回の「ぼんくら」は、時代劇ミステリーといった按配の作品である。
回を追うに従って我々視聴者の心に、「いったい次はどうなるのだ。」というミステリー独特の興味を持たせる。
実に「なかなか」である。
ところで、「ぼんくら」とは「盆暗」と書く博打用語で、盆の中のサイコロを見通す能力に暗く、負けてばかりいる人のことで、ここから、ぼんやりして物事がわかっていないさま、間が抜けたさま、更にそういった人を罵る言葉として使用されるということである。
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