センターテストの演習において、柳沢吉保の側室、正親町(おおぎまち)町子の「松陰日記」の問題を解いた。
この日記、要は作者の町子が主人である柳沢吉保のことをほめちぎっている日記だ。
さて、ここでほめられている柳沢吉保であるが、日本史の教科書にも登場する有名な人物で、五代将軍徳川綱吉の寵愛を一身に受け、破格の出世を遂げた側用人である。
最終的には、老虫上座として幕府最高権力者となり、元禄時代の幕政を主導したという。
寵愛によって出世して最高権力者になるような人物は、たいてい悪者と、相場は決まっているのだが、この吉保はどうもそうではないらしい。
川越藩主だった時の評判もよく、実直な人柄だったということだ。
うーん、こういうタイプもあるんだね。
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