2013年8月30日金曜日

天才と薬

昨日はジャズと麻薬のことについて触れたのであるが、考えてみると、所謂天才と言われる芸術家には破滅型が多いように思う。

これはジャズのプレーヤーに限ったことではなく、天才と言われた作家や絵描きなどにも言えることだ。
日本の小説家においても、芥川龍之介や太宰治、三島由紀夫は自ら命を絶っているし、絵描きのゴッホも拳銃自殺である。

乱暴な推測をするならば、天才というのは、常に上のステージを目指しており、自分がステップアップできないことが、何よりも辛いことなのではなかろうか。

したがって、ジャズプレーヤーも自らが行き詰った時にすることが、「薬」であり(「薬」を使用することにより、自分の技術が向上したと錯覚する。)、さらにその先が自殺なのであろう。


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