ジャズの最も特徴的なところは、「アドリブ」という即興演奏であると思うのだが、考えてみると「アドリブ」とは一体何か、自分でもよく分かっていなかったような気がする。
先に紹介した「ジャズおもしろ雑学事典」には、こんなことが書かれていた。
「アドリブ」を英語で書くと、adlib。
これは「ad」と「lib」という二つの単語を組み合わせたものである。
「ad」は「add」で「lib」は「liberty」の略。
つまり「adlib」とは、演奏に自由(liberty)を加える(add)行為なのだと。
また、アドリブは何もジャズの専売特許ではなく、遠い昔のクラシックの世界でもアドリブは盛んに用いられていた。
特にバッハが全盛を誇っていたバロック時代には、それが顕著だったという。
この時代のアドリブは、ジャズのアドリブとは理論的に異なっており、書かれたメロディに対して自由に装飾音を加えて、個性を競い合う手法だったということである。
へぇー、そうだったのか。
・写真は、柳津の古刹「福満虚空菩薩圓蔵寺」の擬宝珠(ぎぼし)と風鐸(ふうたく)
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