2013年8月29日木曜日

ジャズと麻薬

ジャズといえば麻薬中毒がつきもの、と思われていた時代があった。
当然、現在のミュージシャンは、そのようなことはない。
しかしながら、かつての偉大な(私だけが偉大と思っているのかもしれない。)ジャズプレーヤーが、多く麻薬との関係があったというのも確かな事実である。
マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、アート・ペッパー、挙げればきりがない。

中でもアート・ペッパーは筋金入りのジャンキーだという。
彼はその生涯を天才的な音楽と共に疾走し続けたアルトプレーヤーなのだ。
麻薬という、命にかかわるような危険なものの虜になって、それでも演奏に対する執念には人一倍強いものを持っている。
だから、彼が残した作品は、その一枚一枚が我々の心に、グサリと入ってくるのだろう。

さあ、今晩も「Meets the Rhythm Section」を聴きながら寝ることにしよう。


1 件のコメント:

  1. 四十年ほど前、ジャズピアノを八○○夫に教わっていた知人から聞いたけれど、日本人プレーヤーも結構『薬』をやっていたそうです。

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