舞姫③
週刊誌を見ていると、たまたま鴎外のことが載っていた。
週刊誌に曰く。
鴎外の最初の妻である旧姓赤松登志子は一子「於菟(おと)」を生んだが離縁されている。
「於菟」は祖母(鴎外の母)峰子に育てられたが、祖母から父母の不和の理由をこう聞かされている。
「(登志子は)なにしろ鼻が低くて、笑うと歯ぐきがまるみえだから」「他のことは我慢できても、奥さんのきらいなのは我慢できないものだ」「美しいというのは大切なことだ」
これを読む限り、鴎外とういうのは、どうも奥さんが不細工であったために、離縁したように思われる。ひどい話だ。
また、鴎外は母と最初の妻との子である於菟が住む家と、新しい妻と四人の子が住む家と、二つの家を持ったということである。
そして、その二つの家で、子供たちにとっていた鴎外の態度というのも、常に曖昧であったそうだ。曖昧は「舞姫」の豊太郎そのものだね。
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