2012年11月19日月曜日

厨仙

TBSの「情熱大陸」を観た。
京都の「菊乃井」という有名料亭の料理人が、英国のロンドンに「厨仙(クリセン)」なる料亭をオープンさせる様子をドキュメントした番組であったのだが、結構面白かった。

そのコンセプトが、日本料理を単に英国にもっていくのではなく、言い方は難しいが、「英国の日本料理」なのである。
例えば、マグロとイチゴの「巻きずし」とか、綿飴を砂糖代わりにした「すき焼き」だとか、我々日本人にしてみると、かなり意表をつかれてしまう。
しかし、「世界に出て行く日本料理」を考えた時には、これは理屈にあった手法だと思う。
インドから来たカレー。
中国から来たラーメン。
両方とも日本では、本国のものとはかなり異なった料理になっている。
これらは「日本のインド料理」「日本の中国料理」の代表的なものであろう。
おそらく、日本に根ざしている外国の料理は、皆日本風のアレンジが加えられているように思えるのだ。

さて、「厨仙」の現地の評判であるが、「五つ星」を与えるものと、「酷評」のものと、見事ふたつに別れていた。

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