2012年3月8日木曜日

ピアノは打楽器だ。

むかしむかし、クラリネットを吹いていたことがある。と言っても中学の3年間だけであるのだが。
その時、非常に不思議に思ったことが、「クラリネットは何故、木管楽器なのだろう。」ということである。「これは木で出来てはいないだろう、どうみてもこれはプラスティックだ。強いていえば口をあてるところにリードなるものがあり、辛うじて木の雰囲気はあるが、正確にいうならばこれだって竹である。(竹というのはどうも木のような気がしない。)」。さらに「となりの仲間が吹いているサキソフォンだってそうだ、あれはどう見てもキラキラ光っていて、まさに金管楽器である。なんであれが木管楽器なんだろう。」ざっとこんな案配である。そう言えばピアノも今でこそ鍵盤楽器という言い方をするが、かつて私が音楽の時間に教えられたのは「ピアノは打楽器である。」であった。楽器というものは得てしてこんなものなのかも知れぬ。

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