この間、図書館から「マンガ般若心経入門」という本を借りてきた。マンガと名乗るだけあって、解りやすいことを一番の目的に置いているようだ。まだ読み始めたばかりなので、ちょっとだけ紹介してみる。般若心経の中の有名なフレーズで「色即是空」というフレーズがあるが、この本では次のように説明している。「色」というのは精神以外のすべての外界のもの、「即」はすなわち、「是」はこれ、そして「空」とは、姿や形、実体のないこと。つまり、「我々がいつも見ている外界のものというのは、実体がないものである。」くらいの意味だろうか。とても解りやすい説明だと思う。要するに我々が意識することによって、外界のものは存在するのだ。意識というのは情報、例えば「美人」は「どのような人が美人か」の情報によって存在する。したがって、その情報が異なれば、「美人」のあり方も異なってくる。日本の美人とアフリカのどこかの国の美人は異なるということである。
0 件のコメント:
コメントを投稿