写真展解説の三回目である。
このスペースでは「新宿」という街と「湯島」街を比べてみた。新宿は西口近くの割とゴチャゴチャした感じがする場所、一方湯島は昔の面影のある湯島天神付近の稲荷神社である。
まずは新宿から。
新宿の自転車
昨年、東京(どういうわけか丸の内)で同窓会があったのだが、開始の時間までにだいぶ余裕があったので、新宿をうろつく。
新宿は、いわば少し気取ったオフィス街の「丸の内」とは対極を成すような猥雑(表現の仕方にチョイと問題があるが)街である。
しかしながら、ワタシは昔からこの新宿の猥雑さが好きであった。
例えば、文字によるコマーシャル、なんと大胆なことか。ここには、恥ずかしさを突き抜けた誘いがある。
そして、看板前の自転車、この自転車がなぜここにあったのかは、まったく分からない。
この分けの分からない感が、新宿なのである。
そう言えば、新宿には「青蛾」という木造の妙な喫茶店があり、何回か行ったことを今思い出した。
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