写真は昨日に続いて札幌の喫茶店である。
店名は「ミンガス」。
ミンガスとは、チャールズ・ミンガスから採ったのだろう。
何故なら、この喫茶店はモダンジャズを流している喫茶店だからである。
チャールズ・ミンガスはジャズベーシストだが、政治的なメッセージを多く発した人物だ。
1956年、ジャズに物語的要素を持ち込んだ『直立猿人』を発表し、作曲家としてもバンド・リーダーとしても名声を高めた。
見るからに親分といった風貌であり、彼を慕うジャズメンも多かった。
また、1959年発表の『ミンガス・アー・アム』には、アメリカのリトルロック高校事件に応じて人種差別主義者の白人を皮肉った「フォーバス知事の寓話」や、後にジョニ・ミッチェルやジェフ・ベックがカヴァーした「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」を収録した。
店の中はとてもオシャレな感じで、ワタシが持っていた「ミンガス」のイメージとはおよそかけ離れていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿